たくさんの表情をもつ百々染のストールたち。
ストールを染めるときの揺らし方や力加減、その日の天気や気温など、例え同じ染液であってもいろいろな条件が重なって、染め上がったときのストールの表情は、その時々に違いを見せてくれます。
写真に写っている川島さんは、その違いを嬉しそうに伝えてくれます。いつも黙々と真剣な表情で染めに向かい、染め上がる色を楽しみにしている川島さんのコトをお伝えします。
出勤するとすぐに席につき、誰よりも早く作業に取りかかります。まずは作業で使うタオルたたみです。きっちり揃えてたたむところに川島さんの丁寧さがうかがえます。たたみ終わるとすぐに染めにとりかかり、スタッフが「今日は何の染液だったかなぁ?」と確認すると、「〇〇で染める!」と、すかさず口にします。
染め作業が始まると緩やかな顔つきは一変します。真剣なまなざしをストールに送り、色が入るように染液の入ったタライの中でストールをもみ込んでいきます。作業が終わる時間までの集中力は誰にも負けておらず、最後まで気持ちを込めてやりきります。
そんな川島さんの表情がゆるむときがあります。それは、染まっていく色が納得いく色であったり、染め上がりが思い描いた色であったり。そして、違う表情をした色に出会ったときであったりと。
「今日はどんな色になった?」と聞くと、
赤色に近いピンク(かりんの枝)
黄色っぽいオレンジ(玉ねぎ)
抹茶のような緑色(赤じそ) などなど。
その日ごとの細かな色の違いを自信を持って教えてくれます。言葉をつむぎながら、にやり…と。
そしてその色のことをみんなに伝えてくれます。「いい色になったね。」「ほんとだね。」と、周りから声をかけられ注目を浴びるとまた川島さんの頬が緩みます。その風景が工房の中を暖かくしてくれます。
ストール全体を染液にしっかりと浸すこと、よく色が入るようにもみ込むこと、ストールを上げて色を確認しながら染めあげていくことなど、川島さんの丁寧な染め方が絶妙な色合いを作り出していきます。 川島さんが丁寧に一枚一枚染めたストール、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。
(文/かわなみ)
12/8のかりん |
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タイプ | ストール |
素 材 | ジョーゼット |
植 物 | かりん |
サイズ | 180cm×52cm |
価 格 | 16,200円(税込) |
5/2のたまねぎ |
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タイプ | ストール |
素 材 | ジョーゼット |
植 物 | たまねぎ |
サイズ | 180cm×52cm |
価 格 | 16,200円(税込) |
7/4のくさぎ |
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タイプ | ストール |
素 材 | ジョーゼット |
植 物 | くさぎ |
サイズ | 180cm×52cm |
価 格 | 16,200円(税込) |
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