百々染のふるさとは、山紫水明の地・岐阜。
岐阜県岐阜市出屋敷という地区は、岐阜市北部に位置し、山々に囲まれた自然あふれる環境です。
百々染の一日は、草木や花の採集から始まります。
周辺には季節の訪れを告げる植物がたくさん生い茂り、葉や枝を採集したり、花を摘んだりして、百々染の原料にしているのです。
また、染めに欠かせない、澄んだ「水」もこの地の宝。
岐阜は、清流・長良川にいだかれた、水資源の豊かな土地ということも、ここで百々染を行っている理由のひとつです。
そんな、自然あふれる山あいの里で、百々染は誕生しているのです。
百々染を手がけているのは、社会福祉法人 いぶき福祉会「第二いぶき」で働く仲間たち。
彼らが採集した植物を、彼らの手によって染めています。
その光景は、単なる「作業」ではなく、
立派な「仕事」であり、彼らの個が発揮される「創作」。
染め手の心があらわれる色、彼らの手つきひとつで変わる色が、同じものはふたつとない、百々染の魅力です。
彼らの意思の中で染まってゆく色。
ひとりひとりの感性や個性が、たくさんの色となってあらわれるのです。
百々染の工房には、
障害のある人もない人も、皆が活躍し認められる、新たな世界が広がっています。
「いぶき福祉会」が目指すのは、ひとりひとりが自分らしく輝ける居場所と、安心して暮らせる地域をつくっていくこと。
「私がいなければ」「あなたにいてほしい」 そう素直に感じあえる人のつながりと、誰もが暮らしやすい街づくりをめざしています。
「自分に、誰かに、代役なんてない」。
そんな当たり前のことを、百々染のやさしい色が教えてくれるのです。
百々染を自分だけの「仕事」として誇りを持って働く仲間たち。
いぶき福祉会は、彼らがかけがえのない存在として輝いていく、そんな心地よい街づくりをしていきます。
社会福祉法人いぶき福祉会
いぶき福祉会は、岐阜県岐阜市で障害福祉サービス事業や障害児通所支援事業などを展開している社会福祉法人です。
障がいのある人の働く場を作るだけにとどまらない広い視野を持ち、豊かな生活の実現と、将来にわたって安心して暮らせる地域づくりを目指しています。
1981年に作業所の開設をきっかけに発足。1994年に「社会福祉法人 いぶき福祉会」として認可され、現在は岐阜市内各所に事業所を展開しています。
事業内容 | 障害福祉サービス事業/特定相談支援事業 | |
所在地 | 岐阜県岐阜市島新町5番9号 | |
TEL | 058-233-7445 | |
FAX | 058-232-9140 | |
MAIL | ibuki.m@ibuki-komado.com | |
URL | https://ibuki-komado.com/ |