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かわらずそこにあるもの

 

 

 

 

 

 

これまで、百々染では

 

深くてやさしい、藍をもとめて〈Vol.2〉

 

小さな種からアイを育てよう〈Vol.19&20〉

 

冬の藍染め〈Vol.36〉

 

と、3回にわたって藍染めをご紹介してきました。

これまでの藍染めと何が違うのかと言いますと、染液を作る際の葉の状態が違います。畑で育てた葉を採ってからすぐに染液を作る生葉。採ってから吊るし、時間をかけて乾燥させてから染液を作る乾燥葉。大きく葉を育てるところまでは同じですが、干す工程が大きな違いです。

写真のように、束ねて吊るし、パリパリになるまで乾燥させます。

 

 

 

 

 

 

茎と葉脈(葉っぱの筋)などの不純物を取り除き、ミキサーにかけて細かくします。

 

 

 

 

 

 

お茶パックに入れ、煮出していきます。

 

 

 

 

 

 

出来上がった染液は写真のように黄色です。染める工程は生葉と同じで、袋に入れたストールと染液を揺らして染めます。ストールを袋から出し、空気に触れるとみるみるうちに色が変わっていきます。

 

 

 

 

 

 

乾燥葉で染めたストールが染め上がりました。

 

葉が乾燥するとパリパリになり、色も変わり、はたして藍染めができるのか心配になりましたが、出来上がったストールはこれまでにない鮮やかな仕上がり。つくり手みんなが納得のいくストールに染まり、百々染の藍染めが一歩進みました。

乾燥して姿は変わっても、「かわらずそこにあるもの」。藍が染めようとする力はなにひとつ変わってはいませんでした。ぜひ、この1枚を身につけて藍の力を感じてみて下さい。

(文/たけごし)

12/6の藍

タイプ ストール
素 材 ジョーゼット
植 物
サイズ 180×52cm
価 格 16,200円(税込)

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